4年ぶりの寮生パーティ

 コロナ禍においては中止もしくは放送を使った縮小版として実施されていたそうですが、4年ぶりに第一体育館にて従来形式での寮生パーティが実施されました。最初にバンド2組が会場を盛り上げ、その後のイベントでは電子制御工学科3年寮生が全てのイベントへ出場し、楽しんでいる様子でした。抽選会にて当選した寮生達は、喜びを出しながら景品を受領していました。このイベントは寮生会引き継ぎも兼ねていることから、最後に新寮長、現寮長、寮務主事からの挨拶があり、パーティがお開きとなりました。

京セラ国分工場の見学会

 キャリア支援室管轄でのキャリア教育として、電子制御工学科3年生は京セラ株式会社の国分工場(鹿児島県霧島市)を訪問し見学させて頂きました。この会社は本社が京都府にありますが、創始者の稲盛名誉会長が鹿児島に縁があることから大規模工場を設置しており、本校からの就職者も多く、将来の管理部門候補者として働いています。

 今回は当学科を2年前に卒業生したばかりのOBが、セラミック精製の作業や数千万円レベルの工作機械が作動している様子を説明してくれました。また、電子顕微鏡を用いなければ判別できないような電子部品を間近で見ることが出来て、学生達は生成技術に驚愕している様子でした。

 また、稼働して1年経過したばかりのR&Dセンターにて、研究開発の取り組みについて紹介して頂きました。この施設は2023年度の日経ニューオフィス賞を受賞したとのことで、遠隔で予約可能な会議室やオープンスペースなど、鹿児島県では見かけない様な設備が設置されており、先進的な職場となっていました。学生達の進路検討に役立つ見学会になったと思います。

京セラ鹿児島国分工場に、新たな研究開発施設 「きりしまR&Dセンター」が本格稼働 | トピックス | ニュースルーム | 京セラ (kyocera.co.jp)

NBCメタルメッシュの見学会

 地域共同テクノセンター管轄でのキャリア教育として、電子制御工学科3年生は株式会社NBCメタルメッシュ(鹿児島県姶良市)を訪問し見学させて頂きました。この会社は日清製粉グループに所属しており、元々は製粉用篩(ふるい)の製造・販売を主事業としていましたが、高精細な金属篩を作成する技術を持つことで、太陽電池や半導体製造に必要となる素材の製造・販売も行っているそうです。

 髪の毛よりも細い金属糸精製ならびに織機に通す作業を経て製品が作成される様子を説明して頂きました。完成品はビニール布の様な触感があり、数枚のタオルぐらいの面積で国産車購入金額相当価格で販売されていることに驚いている様子でした。また、この技術を応用したスクリーン印刷も体験し、自分の手力で印刷されたシャツを感慨深く見ている様子でした。地元の良企業を知る良い見学会となりました。

K-SECセキュリティウインタースクール2022への参加

国立高専機構では、サイバーセキュリティに特化したスキルの高い人材を育成することなどを目的としたK-SEC事業を推進しています。本校は2019年から、小中学校訪問などの活動を行っております(PR TIMESにて紹介されました)

この度、当学科2年生の木佐木陽介君が各校1名参加のセキュリティスクールに参加してきました。IT企業の講師から「ファジングによる無線LANルーター解析」「チーム対抗!SBTオリジナル業務体験型CTF」「企業で実際に行われているCTFにチャレンジしよう!」の3テーマで実習が行われ、優秀な学生とチームを組んで作業することにより、とても良い刺激を受けた様です。

本人コメント「今回のK-SECは私のなりたいと考えているエンジニア像を実現するために足りないことを認識するいい機会となりました。またほかの高専の方から自分の持っていない技術や使っていない手法を発見することができとても良い刺激となりました。これからの自分のキャリア設計などに生かしていけたらと思います。」

一関高専はサイバーセキュリティの先進校です。
チーム作業にて、有能者の思考などに刺激を受けた様です。
2日間全日で行われましたが、あっという間だったとのことです。

DX Project – NECアイデア最終発表会

前期末に続いて、最終発表会を実施しました。10件の発表が行なわれましたが、熱意が感じられる発表資料が多く、表彰者を選ぶことが大変に困難でした。最終的に第1位は段原拓実君、第2位は池田駿介君、第3位は柴あおいさんを表彰いたしました。この3名は、今年の9月に本校で行なわれる日本高専学会においても発表してもらう予定としていますので、機会があれば聴講して頂ければと思います。

サイバーセキュリティボランティアを実施しました

先日に委嘱状を受けました、原田君と川畑君が龍郷町立赤徳小中学校にてサイバーセキュリティボランティアを実施しました。原田君は「キャンペーンを装った個人情報搾取のリスク」、川畑君は「著作権とオンラインゲームでの個人情報漏洩」をテーマに小学生と中学生に向けて、注意喚起を行ないました。また、個人情報がどの様な場面で漏洩するのか、4人の学生が寸劇を行ない、悪役を務めた原田君の見事な演技に会場から、様々な声が聞こえてきました。

後半は本校の紹介を行ない、講演後には「高専に入学してAIの研究者になりたい」という児童が出てきたり、校長先生から「一つの資料で学年向けに言葉を適切に選択しているところに能力の高さを感じた」との講評を得るなど、大変に有意義な活動になったと思います。

 

当学科学生がサイバー防犯ボランティアの委嘱を受けました

当学科4年生に在籍している原田耀太君と川畑匤史君が、鹿児島県警からサイバー防犯ボランティアの委嘱を受けました。高専機構はサイバーセキュリティ分野に詳しい人材を育成するK-SEC事業を進めておりますが、本校では令和元年度から教育を受けた学生が小中学校へ訪問し、セキュリティ教育を行なう活動を行なっております。昨年度はコロナ渦のために企画できませんでしたが、今年度から再開するに当たって、この活動に賛同頂いております鹿児島県警から、新規参加者4名に対して委嘱状が渡されました。式では、サイバー犯罪対策課長と本校校長から、この活動の有意性が説明され、学生達は改めて気を引き締めている様子でした。

DX Project – NECアイデア発表会

今回で3年目となりますが、包括連携協定を結んでおりますNEC様のご協力を得て、アイデア発表会を実施しました。発表者は、期末試験前後の忙しい中に資料を作成し、熱心にアイデアを説明していました。その熱意もあって、評価は甲乙付けがたいとなり、5名を同列として優秀発表、1名を最優秀発表として表彰いたしました。今後は、外部の発表会参加を目指していく予定です。

NECオンライン見学

NECと本校は、昨年度に包括連携協定を締結しましたが、当学科の有志学生がその一環であるDXプロジェクトに参加し、AIのオンライン研修やアイデア発表会などに取り組んでいます。今年度は初の試みとして、オンライン見学会を企画しました。これは、コロナ渦で企業訪問が難しい中、リアルタイムで見学施設に接続し、リモートで見学を実現するシステムです。

NECの技術について、実際に使用する様子が見られて、本校側からの質問に先方の解説員の方が即座に対応して頂けることに、参加者は楽しんでいる様子でした。