小学校での出前講座を実施しました!

 令和6年1月26日(金)、霧島市立中福良小学校へお邪魔し、「ロボット制御を体験しよう」というテーマで出前型の体験講座を実施しました。
 小学3年生~6年生の8名の生徒さんに受講いただき、モータやセンサの使い方、これらを組み合わせた走行車モデルの制御プログラムづくりに取り組みました。
 講座は電子制御工学科の5年生8名と教員2名が担当し、説明などは本校学生が主体となって行いました。

 最初は緊張している様子もみられましたが、講座がはじまると緊張もほぐれ、和気あいあいと熱心に取り組んでいました。考えたプログラムどおりに動いた時には、教室に歓声があがり、大いに講座を楽しんでいただけたようでした。
本校の学生にとっても、今回の機会は大変貴重な経験となったようです。

 本講座は鹿児島高専が展開するSTEAM教育出前講座の一環としての実施であり、他にも様々なテーマで出前講座を実施しています。
 出前講座にご興味のある場合は、本校企画係へお問い合わせください。

4年ぶりの寮生パーティ

 コロナ禍においては中止もしくは放送を使った縮小版として実施されていたそうですが、4年ぶりに第一体育館にて従来形式での寮生パーティが実施されました。最初にバンド2組が会場を盛り上げ、その後のイベントでは電子制御工学科3年寮生が全てのイベントへ出場し、楽しんでいる様子でした。抽選会にて当選した寮生達は、喜びを出しながら景品を受領していました。このイベントは寮生会引き継ぎも兼ねていることから、最後に新寮長、現寮長、寮務主事からの挨拶があり、パーティがお開きとなりました。

京セラ国分工場の見学会

 キャリア支援室管轄でのキャリア教育として、電子制御工学科3年生は京セラ株式会社の国分工場(鹿児島県霧島市)を訪問し見学させて頂きました。この会社は本社が京都府にありますが、創始者の稲盛名誉会長が鹿児島に縁があることから大規模工場を設置しており、本校からの就職者も多く、将来の管理部門候補者として働いています。

 今回は当学科を2年前に卒業生したばかりのOBが、セラミック精製の作業や数千万円レベルの工作機械が作動している様子を説明してくれました。また、電子顕微鏡を用いなければ判別できないような電子部品を間近で見ることが出来て、学生達は生成技術に驚愕している様子でした。

 また、稼働して1年経過したばかりのR&Dセンターにて、研究開発の取り組みについて紹介して頂きました。この施設は2023年度の日経ニューオフィス賞を受賞したとのことで、遠隔で予約可能な会議室やオープンスペースなど、鹿児島県では見かけない様な設備が設置されており、先進的な職場となっていました。学生達の進路検討に役立つ見学会になったと思います。

京セラ鹿児島国分工場に、新たな研究開発施設 「きりしまR&Dセンター」が本格稼働 | トピックス | ニュースルーム | 京セラ (kyocera.co.jp)

NBCメタルメッシュの見学会

 地域共同テクノセンター管轄でのキャリア教育として、電子制御工学科3年生は株式会社NBCメタルメッシュ(鹿児島県姶良市)を訪問し見学させて頂きました。この会社は日清製粉グループに所属しており、元々は製粉用篩(ふるい)の製造・販売を主事業としていましたが、高精細な金属篩を作成する技術を持つことで、太陽電池や半導体製造に必要となる素材の製造・販売も行っているそうです。

 髪の毛よりも細い金属糸精製ならびに織機に通す作業を経て製品が作成される様子を説明して頂きました。完成品はビニール布の様な触感があり、数枚のタオルぐらいの面積で国産車購入金額相当価格で販売されていることに驚いている様子でした。また、この技術を応用したスクリーン印刷も体験し、自分の手力で印刷されたシャツを感慨深く見ている様子でした。地元の良企業を知る良い見学会となりました。

株式会社ユピテル鹿児島へ工場見学に行きました!

 11月27日(月)に電子制御工学科4年生が株式会社ユピテル鹿児島様へ工場見学に行きました。今回の工場見学は、鹿児島高専テクノクラブ(KTC)から鹿児島高専創立60周年を記念して寄付された「鹿児島高専創立60周年に係る連携推進助成」を利用して実施したものです。
 工場見学では、普段は見る事のできない工場内の設備を間近で見ることができ、学生たちも非常に興味深そうに装置等を眺めていました。また、企業紹介の中では、電子制御工学科の学生に関係する内容について講演していただき、来年から本格的に始まる進路活動にむけて、よい刺激となったのではないかと思います。お忙しい中、学生46名(+引率教員2名)という大所帯を受け入れて頂き、本当にありがとうございました。

公開講座「ミクロの世界をのぞこう!! ~さわれる?!見えない世界~」を実施しました。 (令和5年11月18日開講)

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正解はスズメバチの目の画像です

11月18日(土)に「ミクロの世界をのぞこう!! ~さわれる?!見えない世界~」というテーマで、電子顕微鏡でミクロの世界を体験ができる講座を実施しました。

本講座は、電子制御工学科の教員や専攻科生、そして電子制御工学科5年生の4名が担当し、小中学生6名が参加しました。参加者たちは、普段接することのない電子顕微鏡を使って微細な世界を覗いたり、観察したものを3Dプリンタで実体化させたりすることを通じて、科学技術に対する興味やものづくりの楽しさを実際に体験しました。
昨年度からは、電子顕微鏡を遠隔操作しているので、出前授業もできるようになりました。次年度も同様の講座を行う予定です。興味のある小中学生は、ぜひ参加してみてください。電子顕微鏡を実際に手に触れてみることで、科学への新しい興味を見つけることができるでしょう。

「電子顕微鏡でミクロな世界を体験中!」
電子顕微鏡写真を3Dプリンタで立体化中!

上田校長先生が特別講座(4年生)で講演されました!

 電子制御工学科4年生では「特別講座」という科目を開講しています。
 令和5年11月6日の講座では本校の上田悦子 校長先生にご講演をいただきました。先生が研究者を目指された経緯、これまで取り組んでこられた研究や現在の研究内容、キャリア形成についてなど、大変わかりやすく、楽しくお話ししていただき、学生も熱心に聴講していました。講演後の質疑応答も活発に行われ、学生にとってこれからの将来を考える貴重な時間となったようです。
 特別講座では研究や技術、地域の話題など、幅広い分野から講演テーマを設定し、実社会で活躍している方々の講演を展開しています。本講座が学生の幅広い視野形成の一助となるよう期待しています。

文化祭 プレゼンテーションコンテスト2023

 令和5年10月21日(土曜)に高専祭・文化祭が開催されました。文化祭は,数年ぶりの入場制限なしで開催され,大勢の人で賑わいを見せていました。

 鹿児島高専では,2年生以下は新カリキュラムにより授業が行われており,2年生ではリベラルアーツⅠが開講されています。リベラルアーツⅠでは4つのテーマから一つを選んで,グループに分かれて調査し,調査内容についてパワーポイントを使って発表を行います。文化祭のプレゼンテーションコンテストでは,50チームを超えるグループの中から選出された8チームが発表を行いました。8チームの中に電子制御工学科2年生が6名参加しております。参加していた学生は,木原くん,下境田くん,佐々川くん,三田くん,村尾くん,南田くんです。発表を行った学生の皆さんは,熱のこもった良い発表をしていました。特に優秀な発表を行った4チームは表彰されており,下境田くんのチームが教務主事特別賞,三田くんのチームが校長特別賞を受賞しました。来年度も電子制御工学科の学生がプレゼンテーションコンテストで活躍してくれることを期待しています。

International Symposium on Innovative Engineering 2023(ISIE2023)での発表

 2023 年9 ⽉ 25 ⽇(⽉)にマレーシア・ペトロナス⼯科⼤学(UTP:Universiti Teknologi PETRONAS)で行われたInternational Symposium on Innovative Engineering 2023 (ISIE2023)で機械・電子システム工学専攻2年の木ノ上 博基さん(電子制御工学科卒)が「A Study of Simplified Shielding Factor Calculation Formula for Open Type Magnetically Shielded Room」の演題で発表を行いました。ISIE とは 九州沖縄 9 ⾼専とUTPで開催している学⽣向け国際シンポジウムです。マレーシアと⽇本の間で交互に開催され、今年度は7回⽬となり、UTP 主担当(佐世保⾼専副担当)で実施されました。木ノ上さんは専攻科修了後、東京大学に進学予定で、さらに、研究活動に励みたいということです。今後の活躍を期待しています。

創作活動のご紹介(電子制御工学科1年生)

 鹿児島高専の1年生では「創作活動」という科目を開講しています。
 この科目はグループワークを中心として、提示されたテーマについて取り組む実践的な内容となっています。今年度はノートPCなどの情報端末などを用いて、あるテーマに沿った動画を作成することに取り組み、テーマの一つとして、近年、話題になることの多い「SDGs」を取り上げました。
 グループごとに「SDGs」の17の目標、169のターゲットの中から一つを選んでもらい、『「SDGs」についての関心や理解を深めてもらうための動画をつくる』ことに取り組みました。グループでの話し合いや役割分担しての情報収集やデータ作成を行い、また、動画を効果的にみせるためのテロップやBGMなどの技術的な工夫について、一生懸命取り組んでいました。
 終盤には発表会を実施し、全グループの作品の発表を通じて、それぞれが行った工夫について学んだり、改善点などについて意見交換をしたりしました。
 高専に入学して、専門学科のメンバーで初めて実施するグループワークということもあり、当初は緊張している様子も見られましたが、回を重ねるごとに楽しんで取り組んでいるようでした。皆で話し合いながら、一つの課題に取り組むことの楽しさを感じてもらえたと思います。