電子制御工学科3年生「創造設計Ⅰ」のご紹介

電子制御工学科3年生では「創造設計Ⅰ」という科目を1年間の通年科目として、開講しています。

この科目は課題解決型の実践的科目で、提示された課題を解決するためのロボットを学生自らアイデアを提案し、設計から製作までを行っています。1クラスが10チームに分かれて、アイデア検討や製作作業を経て、最後にコンテスト形式での発表会を実施しています。1チームは4名~5名で構成されています。

個人アイデアやグループアイデアのディスカッションを経て、3D-CADを用いた設計、操作するための制御回路の作成、レーザー加工機などの工作機械を用いた部品製作など、3年生までに電子制御工学科で学んだ知識や技術をフルに活用して、自分達で考えたものを「カタチ」にしていく科目です。

年明け1月のコンテストに向け、各チームがそれぞれのアイデアを実現すべく、熱心に取り組んでいるところです。どのようなマシンが出てくるのか楽しみです。

公開講座(ミクロの世界をのぞこう!! ~さわれる?!見えない世界~)

11月20日(土)9:30~12:30に,公開講座「ミクロの世界をのぞこう!! ~さわれる?!見えない世界~」を実施しました。講座は,電子制御工学科教員,専攻科生2名,電子制御工学科5年生4名が担当し,小・中学生3名が参加しました。講座では,普段触れることのない電子顕微鏡でミクロの世界をのぞくことや,観察した対象物を3Dプリンタで立体的に出力することを通して,科学技術分野に対する興味やもの作りの楽しさを体験してもらいました。実施後のアンケートは大変,好評でした。来月も実施する予定ですので,興味のある小中学生はぜひ参加してください。

地域企業特別講義

11月17日(水)に本校3年生向けのキャリア教育の一環として、地域企業特別講義が行われました。例年は地域企業見学を行っていましたが、コロナ禍ということもあり、本年度は地域企業3社((株)明興テクノス、(株)ユー・エム・アイ、リニューアブル・ジャパン(株))にご来校いただき、ご講演をしていただきました。講演内容は、「企業紹介、地域企業の現状、高専生への期待、地域で活躍する先輩から」、「地域企業でのものづくり、今の学びがどう活きるか」、「専門性を生かして地域で活躍するには」等、ジャンルの異なる3企業から講師に来ていただき、それぞれの立場からお話をいただきました。進路について悩んでいる学生も多い中、貴重なご講演を聞くことができ、学生の進路選択の一助となったのではないかと思います。

特別講座(進路説明会及び卒業研究見学)

11月17日の特別講座は進路説明会及び卒業研究見学を行いました。進路説明会では5年生の向井 優登君がアイリスオオヤマ、下津曲 将君が九州大学について分かり易く4年生に講演してくれました。4年生はメモをとるなどして熱心に聴いていました。

その後、4年生は、興味関心のある研究室を4個所見学し、来年度の卒業研究のテーマをイメージしてもらいました。電子制御工学科は、機械工学・電気電子工学・情報工学など様々な分野の教員が指導しているため、研究テーマは幅広く設定され、視野を広げて研究する力が養われます。あなたも鹿児島高専の電子制御工学科に入学し卒業研究してみませんか?

特別講座 校長講演

11月15日(月)に当学科4年生の特別講座が実施されました。特別講座では、様々な分野で活躍されている方々をお招きしてご講演いただいています。今回は氷室校長が「科学と水とマイクロバブル」というテーマで、科学技術の歴史や水の不思議、マイクロバブルの活用事例などについて講演し、学生たちは熱心に聴いていました。校長の講演と聞くと、堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、和気あいあいとした雰囲気で、学生から多くの質問が飛び交っていました。90分の講演でしたが、時間が経つのはあっという間で、校長は話し足りない、学生も聞き足りない様子で残念そうでした。学生にとって有意義で楽しい時間を過ごせたかと思います。

サイバーセキュリティボランティアを実施しました

先日に委嘱状を受けました、原田君と川畑君が龍郷町立赤徳小中学校にてサイバーセキュリティボランティアを実施しました。原田君は「キャンペーンを装った個人情報搾取のリスク」、川畑君は「著作権とオンラインゲームでの個人情報漏洩」をテーマに小学生と中学生に向けて、注意喚起を行ないました。また、個人情報がどの様な場面で漏洩するのか、4人の学生が寸劇を行ない、悪役を務めた原田君の見事な演技に会場から、様々な声が聞こえてきました。

後半は本校の紹介を行ない、講演後には「高専に入学してAIの研究者になりたい」という児童が出てきたり、校長先生から「一つの資料で学年向けに言葉を適切に選択しているところに能力の高さを感じた」との講評を得るなど、大変に有意義な活動になったと思います。

 

学生寮留学生パーティーが開催されました

11月11日(木)学生寮多目的ホールにおいて留学生パーティーが開催されました。当初前学期に開催予定でしたが、新型コロナの新規感染者数が拡大状況にあったことや入学予定の留学生の来日が遅れたこともあり、この日の開催となりました。電子制御工学科に所属する2名を含む7名の留学生全員が参加し、寮生会メンバーと「ご当地クイズ」やゲーム、ビンゴ大会などを楽しみました。留学生は日頃同じクラスの学生との交流にとどまりがちですが、ここでは学年・学科の異なる学生とも会話を楽しんでいる様子が印象的でした。これを機会にお互いの異文化への理解が深まるとともに、参加者以外にも交流が広がることを期待したいと思います。

当学科学生がサイバー防犯ボランティアの委嘱を受けました

当学科4年生に在籍している原田耀太君と川畑匤史君が、鹿児島県警からサイバー防犯ボランティアの委嘱を受けました。高専機構はサイバーセキュリティ分野に詳しい人材を育成するK-SEC事業を進めておりますが、本校では令和元年度から教育を受けた学生が小中学校へ訪問し、セキュリティ教育を行なう活動を行なっております。昨年度はコロナ渦のために企画できませんでしたが、今年度から再開するに当たって、この活動に賛同頂いております鹿児島県警から、新規参加者4名に対して委嘱状が渡されました。式では、サイバー犯罪対策課長と本校校長から、この活動の有意性が説明され、学生達は改めて気を引き締めている様子でした。