電子制御工学科2年 小嶺倫太朗くんは,奈良先端科学技術大学院大学が行っているNAIST STELLA プログラムの二期生に応募し,現在活動を行っています。NAIST-STELLAは,高校生・高専生を対象とした科学技術と探究・研究を学ぶ教育プログラムで,小嶺くんは奈良先端大・松本先生の指導を受けながら,研究テーマについて検討をしています。今夏,小嶺くんは,プログラムの一環で奈良先端科学技術大学院大学,国際日本文化研究センター,DMG森精機(伊賀工場)等を訪問しています。現在の活動は,論文を読んで研究テーマを模索しつつ,担当の松本先生とのオンラインミーティング,メンターの大学院生への質問等を行っています。また,11月末には,研究テーマを決定し,その報告会に参加する予定となっています。
この教育プログラムは,研究の成果を基に3年生となる次年度も継続して取り組むことができます。ぜひ,良い成果を出して,次年度も引き続きプログラムに参加できることを期待しています。
NECネッツエスアイ株式会社主催の「ビジネス創出基礎研修」に参加
本学科の3年生2名、1年生2名が、NECネッツエスアイ株式会社主催の「ビジネス創出基礎研修」に参加しました。この研修は、NECネッツエスアイ株式会社との連携を通じて、アントレプレナーシップのスキルやマインドセットを育成し、高専機構が推進するスタートアップ教育に大きく貢献しています。
8月26日・27日には東京日本橋オフィスを見学し、キックオフミーティングと研修に参加しました。参加しました。9月3日にはメンター(指導者・助言者)を務めていただいた本校卒業生であるNECネッツエスアイ社員2名が本校を訪れ、「カーボンニュートラル」をテーマに、課題を抱える顧客の発見や課題の深掘り、そしてアイデアの具体化を一緒に検討しました。9月12日には福岡天神ビジネスセンターで開催された成果発表会に大分高専とともに参加し、奈良高専と企業は別会場からそれぞれのアイデアを発表しました。発表を通して、様々な視点や発表資料の作成方法、効果的なプレゼンテーション技術について学ぶことができました。
今回の研修を通じて、学生たちはものづくりにおけるアントレプレナーシップを深く学び、非常に有意義な経験を得ることができました。この経験を今後の学校生活にもぜひ活かしてもらいたいと思います。
公開講座「KOROBO Liteの製作及びプログラム作成によるものづくりと制御の体験」
8月10日(土)に公開講座「KOROBO Liteの製作およびプログラム作成によるものづくりと制御の体験」を実施しました。定員4名に対し、16名もの応募をいただき、抽選に漏れた方々には申し訳ありませんでした。講座は、電子制御工学科の教員1名と5年生の学生3名が担当し、小学6年生1名、中学1年生2名、中学3年生1名が参加しました。
講座では、まず鹿児島高専の紹介を行い、その後、1時間かけてKOROBO Liteの製作を行いました。続いて、前後進や左右の回転、ブレーキ、停止、ループ、分岐などの基礎的なプログラムを学習しました。また、光センサーの仕組み(LEDとフォトトランジスタ)の説明を行い、ライントレースなどの応用的なプログラムも作成しました。
講座後のアンケートでは、全員が「十分満足できた」と回答しましたが、一部には「もう少し難しい内容を聞きたかった。」との意見もありました。来年もこの講座を実施予定ですので、興味のある小中学生の皆さんはぜひご参加ください。
一日体験入学が開催されました
2024年8月4日(日曜日)に本校の一日体験入学が開催されました!!
電子制御工学科は機械、電気、情報の分野を幅広く総合的に学べることが最大の特徴です。今年も学科展示のほかに各分野に関する体験実習を5テーマ準備し、約90名の中学生にご参加いただきました。参加された中学生の皆さんや、保護者の方々は楽しんでいただけましたでしょうか。本校の魅力を少しでも感じていただけましたら幸いです。皆さんの高専受験をお待ちしております。
電子制御工学科 実習テーマ一覧
・レーザーでオリジナルキーホルダー作りを体験してみよう 📷
・電子サイコロをプログラミングで構築して、すごろくをしよう! 📷
・障害物回避ロボットをつくってみよう 📷
・あなたもUFOキャッチャーの名手! ~UFOキャッチャーのコンピュータ制御~ 📷
・4足歩行ロボットづくりに挑戦 📷
実習テーマのリンクを押すと各実習の内容と様子を紹介する画像が表示されます。
1年生への先輩講話
令和6年5月15日(水)にキャリア教育支援の一環として、5年生から1年生への先輩講話を実施しました。講話のスタイルは1年生が気軽に質問できるように8グループに分かれて座談会形式で行いました。5年生は高専生活の概要、勉強のポイント、レポートの書き方、試験に向けてのアドバイスなどの勉強面の話から、インターンシップ、進路決定のポイントなどの進路面、さらには海外研修や高専祭、部活動についての話まで幅広く高専の学生生活に関する経験やアドバイスを話してくれました。タブレット等を使って写真やパワーポイントスライドも交えながら紹介してくれた学生さんも多く、1年生は興味深く5年生の話に耳を傾け、質問をしていました。これを機に、1年生の高専生活がさらに充実することを期待しています。5年生も自分の経験を話す貴重な経験となったことと思います。
小学校での出前講座を実施しました!
令和6年1月26日(金)、霧島市立中福良小学校へお邪魔し、「ロボット制御を体験しよう」というテーマで出前型の体験講座を実施しました。
小学3年生~6年生の8名の生徒さんに受講いただき、モータやセンサの使い方、これらを組み合わせた走行車モデルの制御プログラムづくりに取り組みました。
講座は電子制御工学科の5年生8名と教員2名が担当し、説明などは本校学生が主体となって行いました。
最初は緊張している様子もみられましたが、講座がはじまると緊張もほぐれ、和気あいあいと熱心に取り組んでいました。考えたプログラムどおりに動いた時には、教室に歓声があがり、大いに講座を楽しんでいただけたようでした。
本校の学生にとっても、今回の機会は大変貴重な経験となったようです。
本講座は鹿児島高専が展開するSTEAM教育出前講座の一環としての実施であり、他にも様々なテーマで出前講座を実施しています。
出前講座にご興味のある場合は、本校企画係へお問い合わせください。
4年ぶりの寮生パーティ
コロナ禍においては中止もしくは放送を使った縮小版として実施されていたそうですが、4年ぶりに第一体育館にて従来形式での寮生パーティが実施されました。最初にバンド2組が会場を盛り上げ、その後のイベントでは電子制御工学科3年寮生が全てのイベントへ出場し、楽しんでいる様子でした。抽選会にて当選した寮生達は、喜びを出しながら景品を受領していました。このイベントは寮生会引き継ぎも兼ねていることから、最後に新寮長、現寮長、寮務主事からの挨拶があり、パーティがお開きとなりました。
京セラ国分工場の見学会
キャリア支援室管轄でのキャリア教育として、電子制御工学科3年生は京セラ株式会社の国分工場(鹿児島県霧島市)を訪問し見学させて頂きました。この会社は本社が京都府にありますが、創始者の稲盛名誉会長が鹿児島に縁があることから大規模工場を設置しており、本校からの就職者も多く、将来の管理部門候補者として働いています。
今回は当学科を2年前に卒業生したばかりのOBが、セラミック精製の作業や数千万円レベルの工作機械が作動している様子を説明してくれました。また、電子顕微鏡を用いなければ判別できないような電子部品を間近で見ることが出来て、学生達は生成技術に驚愕している様子でした。
また、稼働して1年経過したばかりのR&Dセンターにて、研究開発の取り組みについて紹介して頂きました。この施設は2023年度の日経ニューオフィス賞を受賞したとのことで、遠隔で予約可能な会議室やオープンスペースなど、鹿児島県では見かけない様な設備が設置されており、先進的な職場となっていました。学生達の進路検討に役立つ見学会になったと思います。
京セラ鹿児島国分工場に、新たな研究開発施設 「きりしまR&Dセンター」が本格稼働 | トピックス | ニュースルーム | 京セラ (kyocera.co.jp)
NBCメタルメッシュの見学会
地域共同テクノセンター管轄でのキャリア教育として、電子制御工学科3年生は株式会社NBCメタルメッシュ(鹿児島県姶良市)を訪問し見学させて頂きました。この会社は日清製粉グループに所属しており、元々は製粉用篩(ふるい)の製造・販売を主事業としていましたが、高精細な金属篩を作成する技術を持つことで、太陽電池や半導体製造に必要となる素材の製造・販売も行っているそうです。
髪の毛よりも細い金属糸精製ならびに織機に通す作業を経て製品が作成される様子を説明して頂きました。完成品はビニール布の様な触感があり、数枚のタオルぐらいの面積で国産車購入金額相当価格で販売されていることに驚いている様子でした。また、この技術を応用したスクリーン印刷も体験し、自分の手力で印刷されたシャツを感慨深く見ている様子でした。地元の良企業を知る良い見学会となりました。
株式会社ユピテル鹿児島へ工場見学に行きました!
11月27日(月)に電子制御工学科4年生が株式会社ユピテル鹿児島様へ工場見学に行きました。今回の工場見学は、鹿児島高専テクノクラブ(KTC)から鹿児島高専創立60周年を記念して寄付された「鹿児島高専創立60周年に係る連携推進助成」を利用して実施したものです。
工場見学では、普段は見る事のできない工場内の設備を間近で見ることができ、学生たちも非常に興味深そうに装置等を眺めていました。また、企業紹介の中では、電子制御工学科の学生に関係する内容について講演していただき、来年から本格的に始まる進路活動にむけて、よい刺激となったのではないかと思います。お忙しい中、学生46名(+引率教員2名)という大所帯を受け入れて頂き、本当にありがとうございました。